炭素鋼材又は、合金鋼材(S30CM…SAE1030~S85CM…SAE1085)を熱処理(オーステンパー)して、
ベーナイト組織にしたもので、硬度が高いにもかかわらず加工性があり、加工後の変形が少なく
熱処理する必要がない。
(1) 日新製鋼
1) 種類
- NBS-30
- 0.42%未満の炭素鋼を使用
- NBS-45
- 0.45%未満の炭素鋼を使用
- NBS-55
- 0.55%未満の炭素鋼を使用
- NBS-60
- 0.60%未満の炭素鋼を使用
- NBS-70
- 0.70%未満の炭素鋼を使用
- NBS-80
- 0.75%を超える炭素鋼を使用
2) 硬さと種類
- HV 320 ±20
- NBS 30、NBS 45
- HV 360 ±20
- NBS 45、NBS 55
- HV 400 ±20
- NBS 55、NBS 60
- HV 440 ±20
- NBS 60、NBS 70
3) 表面仕上げ
- N:標準仕上
- 熱処理のスケール(酸化皮膜)肌
- V:白仕上
- 無酸化熱処理(特殊冷却)した肌
- B:青仕上
- 白仕上をブルーイング熱処理したもの
4) 表示
- 例
- NBS 55 N2
(2) 日本金属
1) 種類
- BT 50
- 0.5%の炭素鋼を使用
- BT 60
- 0.6%の炭素鋼を使用
- BT 75
- 0.75%の炭素鋼を使用
2) 硬さ
- HV 260~460
- BT 50
- HV 280~480
- BT 60
- HV 320~480
- BT 75
3) 表面仕上げ
- 青仕上
- ベーナイト熱処理のスケール付のまま
- 白仕上
- 表面研磨して、スケールを除去したもの
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